令和8年度(2026年度)
令和8年度 処遇改善加算Q&A介護・障害福祉を横断して、一問一答で解説(全90問)
令和8年度の処遇改善加算について、国の通知とQ&Aの内容を一問一答にまとめました。介護と障害福祉を並べて説明し、各ページの最後には根拠となる原文を載せています。知りたい質問を、カテゴリーから選んでください。
一7問
令和8年度の改正と加算の全体像
期中改定で何が変わったか、加算の区分と加算率、新たに対象になったサービス、単位数の計算。
-
処遇改善加算は、介護・障害福祉の事業所が職員の賃金を上げるために算定する、報酬の加算です。事業所は、1か月の報酬の総単位数に、サービスと区分ごとの加算率を掛けて単位数を算定し、…
-
令和8年度は、令和9年度の報酬改定を待たずに行う改定(期中改定)で処遇改善加算が見直され、新しい加算率は令和8年6月分から使われます。変わったのは主に3点です。加算の対象が介護…
-
加算の区分(Ⅰイ・Ⅰロ・Ⅱイ・Ⅱロ・Ⅲ・Ⅳ)は、それぞれ何が違うのですか?
区分の違いは、満たす要件の数と、職場環境等要件で求められる取組の数です。加算Ⅳは月額賃金改善要件、キャリアパス要件Ⅰ・Ⅱ、職場環境等要件で算定できます。Ⅲはこれにキャリアパス要…
-
加算率は、サービスの種類と加算の区分ごとに、通知の別紙の表で決められています。令和8年6月以降の例では、介護の訪問介護が加算Ⅰロ28.7%から加算Ⅳ17.0%、障害福祉の居宅介…
-
訪問看護・居宅介護支援・計画相談支援なども、加算を取れるようになったのですか?
はい。令和8年6月から、介護の訪問看護・訪問リハビリテーション・居宅介護支援・介護予防支援と、障害福祉の計画相談支援・障害児相談支援・地域相談支援に、処遇改善加算が設けられまし…
-
処遇改善加算の単位数は、サービスごとの基本サービス費に各種の加算・減算を加えた1か月の総単位数(処遇改善加算は除く)に、加算の区分とサービスごとの加算率を掛けて算定します。たと…
-
市町村などの自治体が独自に設けた加算は、総単位数に含めてよいですか?
含めます。介護では地域密着型サービスの市町村独自加算を、障害福祉では自治体が独自に設定している加算を、処遇改善加算の算定に使う報酬の総単位数に含める取扱いとされています。総単位…
二16問
賃金改善のルール
加算額をどう賃金に充てるか。基準点、手当の扱い、支給の時期、返還、賃金を下げる場合の手続。
-
処遇改善加算は、どのように賃金改善に使わなければならないのですか?
事業者は、算定した処遇改善加算の額に相当する賃金改善を、職員に行わなければなりません。賃金改善は、基本給・手当・賞与のうち対象にする項目を決めて行い、特別事情届出書を出す場合を…
-
令和7年度より増えた加算額は、どのように使う必要がありますか?
令和7年度より増えた加算額は、それまでの賃金改善の実績に関わらず、その額に相当する賃金改善を新しく行う必要があります。増えた額には、新規の算定や上位区分への移行による増加と、令…
-
賃金改善の額は、実際の賃金水準と「処遇改善加算を算定しない場合の賃金水準」とを比べて算出します。比べる相手の賃金水準は、原則として、初めて処遇改善加算やその前身の3つの加算、国…
-
前年度から職員が減ったり入れ替わったりした場合、実績報告の賃金額はどう比べますか?
実績報告で、加算の影響を除いた令和8年度の賃金額が令和7年度の額を下回っても、原因がベースダウンではなく、職員の減少や入れ替わりであれば、令和7年度の額を調整して比べてよいとさ…
-
仕事と直接の関係があり、職員の個人的な事情に関係なく支給される手当のことです。毎月決まって支払われるなら、月ごとに額が変わる手当も含み、名前は職能手当・資格手当・役職手当・地域…
-
時給や日給を引き上げることは、基本給等の引上げに当たりますか?
当たるものとして扱えます。基本給が時給制の職員の時給や、日給制の職員の日給を引き上げることは、処遇改善加算の算定では、基本給の引上げとして扱って構いません。時給や日給に上乗せす…
-
キャリアパス要件や職場環境等要件のための費用は、賃金改善額に含められますか?
含められません。処遇改善加算でいう「賃金改善」は賃金を改善することをいうため、キャリアパス要件や職場環境等要件を満たすために取り組む費用は、賃金改善額に含めてはならないとされて…
-
処遇改善加算による賃金は、最低賃金と比べる賃金に含まれますか?
加算による賃金が、臨時の賃金や賞与としてではなく、あらかじめ決まった通常の賃金として毎月支払われているなら、最低賃金と比べる賃金に含まれます。ただし国は、加算の目的を踏まえ、最…
-
賃金改善額に含められる法定福利費等の範囲は、どこまでですか?
加算による賃金改善に応じて増えた法定福利費の事業主負担分(健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料、雇用保険料など)と、法人事業税の外形標準課税の付加価値額の増加分を含めます。計…
-
賃金改善の支給時期は、加算を算定した月と同じでなくてもよく、3つのパターンから事業者が選びます。6月分の加算なら、6月の労働時間に基づいて6月中に見込額で支払うか、7月中に支払…
-
事業所を廃止する場合、最後の賃金で何か月分の賃金改善が必要ですか?
通常の支払スケジュールに関わらず、最後の賃金の支払までに、加算額以上の賃金改善を行う必要があります。たとえば報酬の入金後に支払っている事業所が令和8年5月で廃止になるなら、5月…
-
賃金改善額が加算額に届かなかったら、加算は返還になりますか?
返還の対象になります。処遇改善加算の算定要件は、賃金改善額が加算額以上になることなので、下回れば要件を満たさないものとされます。ただし、足りない分を賞与などの一時金として職員に…
-
国のQ&Aは、賃金改善の方法が就業規則を職員に不利な内容に変えること(不利益変更)にあたる場合は、合理的な理由に基づき、適切に労使の合意を得る必要があるとしています。あわせて、…
-
利用者の大幅な減少などで経営が悪化し、事業の継続が著しく困難な場合でも、賃金水準を引き下げるなら、合理的な理由に基づき、適切に労使の合意を得る必要があります。引き下げたうえで賃…
-
一部の賃金項目を上げていても、事業の継続を図るために賃金全体の水準を引き下げた場合は、特別事情届出書を提出する必要があります。賃金全体の水準が下がっていなければ、賞与など個々の…
-
一部の職員だけ賃金水準を下げた場合も、特別事情届出書が必要ですか?
一部の職員の賃金水準を下げても、ほかの職員の引上げによって事業所・施設の職員全体の賃金水準が下がっていなければ、特別事情届出書を出す必要はありません。ただし、一部の職員の賃金水…
三14問
対象になる職員・事業所
誰の賃金改善に使えるか。介護職員以外の職種、派遣・出向、兼務、法人本部、役員。
-
賃金改善の対象者は、事業者の判断で、事業所の中で柔軟に決められます。そのとき、介護職員(障害福祉は福祉・介護職員)、特に経験・技能のある職員の処遇改善が重要であることに留意しま…
-
配分できます。事業所内での柔軟な配分が認められており、賃金改善の対象には、介護職員(障害福祉は福祉・介護職員)以外の全ての職種が含まれます。国のQ&Aは、看護職員やリハビリ職、…
-
もともと年収440万円(障害福祉は460万円)以上の職員も、賃金改善の対象にできますか?
対象にできます。以前の特定処遇改善加算では扱いが違いましたが、介護では令和6年度以降、賃金改善前の年収が440万円以上の職員も、処遇改善加算による賃金改善の対象に含められます。…
-
EPA介護福祉士候補者・技能実習生・特定技能の職員も、加算の対象になりますか?
対象になります。EPA(経済連携協定)による介護福祉士候補者と、介護職種の技能実習生は、日本人が従事する場合と同等以上の報酬を受けることが要件とされているため、処遇改善加算の対…
-
対象にできます。賃金改善の方法などを派遣元と相談したうえで、対象にする派遣労働者を含めて処遇改善計画書や実績報告書を作成します。その際、加算を原資とする派遣料などの上乗せ分が、…
-
在籍型出向者や業務委託の職員も、派遣と同じように対象にできますか?
できます。国のQ&Aは、在籍型の出向者や業務委託の職員についても、派遣職員と同様に考えてよいとしています。派遣職員について、Q&Aは、派遣元と相談して加算の対象とし、派遣職員を…
-
外部サービス利用型特定施設の委託先の職員も、賃金改善の対象にできますか?
できます。算定した処遇改善加算を委託費の上乗せに充てることで、委託サービスの介護職員その他の職員を賃金改善の対象に含められます。その場合、委託元は計画書・実績報告書に委託費の上…
-
地域包括支援センターから委託を受けた居宅介護支援事業所の職員は、賃金改善の対象になりますか?
対象になります。地域包括支援センターが処遇改善加算を算定している場合、委託先の居宅介護支援事業所に支払う原案作成委託料には加算分が上乗せされるため、委託先はその上乗せ分で賃金改…
-
地域包括支援センターが加算を取るとき、委託先も要件を満たす必要がありますか?
必要ありません。申請者である地域包括支援センターが要件を満たしていれば足り、委託先の指定居宅介護支援事業所が、令和8年度特例要件や加算Ⅳの取得に準ずる要件を満たす必要はないとさ…
-
職務の内容や勤務の実態に見合わない、著しく偏った配分はできません。算定要件は、事業所(法人)全体の賃金改善額が加算による収入以上になることです。Q&Aは、著しく偏った配分の例と…
-
介護と障害福祉の両方を行い、職員が兼務している場合の賃金はどう計算しますか?
処遇改善計画書に書く賃金は、原則として常勤換算方法で計算します。同じ法人で介護サービスと障害福祉サービスを行い、兼務している職員がいる場合も、それぞれの事業所での賃金を常勤換算…
-
法人本部の職員や、加算を取っていない事業所の職員も対象にできますか?
法人本部の職員は、加算を算定するサービスの事業所の業務を行っていると判断できる場合に、賃金改善の対象に含められます。一方、処遇改善加算を算定していない事業所(加算の対象外のサー…
-
役員が、加算を算定するサービスの事業所の業務を行っていると判断できる場合は、賃金改善の対象に含められます。国のQ&Aは、職員が一人で、代表取締役などの役員がケアプランの作成(障…
-
障害福祉の通知が列挙する職種で、ホームヘルパー、生活支援員、児童指導員、保育士、世話人、職業指導員、就労支援員、訪問支援員、夜間支援従事者などです。人員基準で置くことになってい…
四2問
月額賃金改善要件
加算Ⅳ相当額の2分の1以上を、基本給と決まって毎月支払われる手当(基本給等)の改善に充てる要件。
-
月額賃金改善要件は、加算Ⅳの加算額の2分の1以上を、基本給または決まって毎月支払われる手当(基本給等)の改善に充てる要件です。加算Ⅳ以外の区分を算定する場合も、加算Ⅳを算定した…
-
手当や一時金を基本給に付け替えて、一部の職員の収入が減ってもよいですか?
国のQ&Aは、月額賃金改善要件を満たす配分をした結果、事業所全体の賃金水準が下がらないようにするだけでなく、各職員の賃金水準も下がらないよう努めることを求めています。事業所全体…
五14問
キャリアパス要件Ⅰ〜Ⅲ
任用要件・賃金体系(Ⅰ)、研修の実施(Ⅱ)、昇給の仕組み(Ⅲ)。
-
キャリアパス要件Ⅰ(任用要件・賃金体系の整備等)とは、どのような要件ですか?
キャリアパス要件Ⅰは、介護職員(障害福祉は福祉・介護職員)の職位・職責・職務内容等に応じた任用の要件と、それに応じた賃金体系を定める要件です。その内容は就業規則等の書面にして、…
-
キャリアパス要件Ⅱ(研修の実施等)とは、どのような要件ですか?
キャリアパス要件Ⅱは、介護職員(障害福祉は福祉・介護職員)と意見を交換しながら資質向上の目標と具体的な計画を作り、その計画に係る研修を実施する(または研修の機会を確保する)要件…
-
キャリアパス要件Ⅲ(昇給の仕組みの整備等)とは、どのような要件ですか?
キャリアパス要件Ⅲは、介護職員(障害福祉は福祉・介護職員)について、経験や資格等に応じて昇給する仕組み、または一定の基準に基づき定期に昇給を判定する仕組みを設ける要件です。仕組…
-
キャリアパス要件Ⅰの「就業規則等」の「等」には、どのようなものが含まれますか?
法人全体の取扱要領や、就業規則の作成義務がない事業場(常時雇用する者が10人未満)の内規等が想定されています。令和8年度の処遇改善計画書等の様式には、別紙様式2の参考2として、…
-
キャリアパス要件Ⅱの「職員と意見を交換しながら」は、どのような方法で行えばよいですか?
国のQ&Aは、様々な方法で、できるだけ多くの職員の意見を聴く機会を設けるよう配慮することが望ましいとしています。例として、対面に加え、労働組合がある場合は労働組合との意見交換、…
-
キャリアパス要件Ⅱの「資質向上のための目標」は、どのように決めればよいですか?
資質向上のための目標は、事業者が、運営状況や職員のキャリア志向等を踏まえて適切に設定するものとされています。国のQ&Aは例として、職員が技術・能力の向上に努めることと、事業所全…
-
キャリアパス要件Ⅱの「資質向上のための計画」は、どのように作ればよいですか?
資質向上のための計画には、決まった様式や基準はありません。事業者の運営方針や、事業者が求める職員像、職員のキャリア志向に応じて設定します。計画期間の定めもなく、賃金改善実施期間…
-
キャリアパス要件Ⅱの「職員の能力評価」は、どのように行えばよいですか?
国のQ&Aは、個別面談等を通して、職員の自己評価に対し、先輩職員・サービス担当責任者・ユニットリーダー・管理者等が評価を行う手法を例に挙げています。こうした機会を適切に設けてい…
-
キャリアパス要件Ⅰとキャリアパス要件Ⅲは、何が違うのですか?
キャリアパス要件Ⅰは、職位・職責・職務内容等に応じた任用要件と賃金体系を整備する要件で、昇給に関する内容を含めることまでは求めていません。キャリアパス要件Ⅲは、経験、資格または…
-
キャリアパス要件Ⅲの昇給は、手当や賞与によるものでもよいですか?
手当や賞与によるものでも構いません。キャリアパス要件Ⅲを満たすための昇給の方式は、基本給による賃金改善が望ましいとされていますが、基本給、手当、賞与等を問いません。
-
非常勤職員や派遣職員も、キャリアパス要件Ⅲの昇給の仕組みの対象になりますか?
昇給の仕組みは、非常勤職員を含め、事業所や法人に雇用される全ての介護職員(障害福祉は福祉・介護職員)が対象となり得るものである必要があります。派遣労働者を加算の対象とする場合で…
-
「一定の基準に基づき定期に昇給を判定する仕組み」の「一定の基準」とは、どのようなものですか?
「一定の基準」となる昇給の判定基準は、客観的な評価基準や昇給条件が明文化されていることが必要です。判定の時期は、事業所の規模や経営状況に応じて設定して構いませんが、時期について…
-
令和7年度に要件整備を誓約して加算を取得し、要件を整備できなかった場合は、返還が必要ですか?
原則として、令和7年度の実績報告書で要件の整備を報告しなければ返還対象です。ただし、令和8年度の申請時点で令和8年度特例要件を満たす事業所(取組の誓約を含む)には、例外がありま…
-
キャリアパス要件Ⅰ〜Ⅲは、介護職員以外の職種についても満たす必要がありますか?
国のQ&Aは、令和7年度に処遇改善加算を算定している事業所には、既に満たしている取組について、新たな取組を求めるものではないとしています。この問は、通知の別紙1表1-1〜表1-…
六9問
キャリアパス要件Ⅳ(年収440万円・460万円)
経験・技能のある介護職員(障害福祉は福祉・介護職員)のうち1人以上を、改善後の年収440万円(障害福祉は460万円)以上にする要件。
-
キャリアパス要件Ⅳ(改善後の年額賃金要件)とは、どのような要件ですか?
キャリアパス要件Ⅳは、経験・技能のある介護職員(障害福祉は福祉・介護職員)のうち1人以上について、賃金改善後の賃金の見込額を年額440万円以上(障害福祉は460万円以上)にする…
-
年収440万円(障害福祉は460万円)の判定には、どこまでの賃金を含めますか?
年額440万円(障害福祉は460万円)以上かどうかは、手当等を含めた処遇改善後の賃金額で判断します。一方、社会保険料等の事業主負担その他の法定福利費等は含めずに判断します。
-
法人単位で申請する場合は、法人全体で、一括して申請する事業所の数以上、要件を満たす職員が設定されていればよいとされています。例えば5事業所を一括して申請する場合は、全体で5人以…
-
年収440万円(障害福祉は460万円)以上にする職員は、経験・技能のある職員に限られますか?
経験・技能のある介護職員(障害福祉は福祉・介護職員)である必要があります。経験・技能のある職員は、勤続年数10年以上の介護福祉士(障害福祉は介護福祉士等)を基本としつつ、各事業…
-
年収440万円(障害福祉は460万円)以上にする職員が年度の途中で退職したら、どうなりますか?
キャリアパス要件Ⅳの対象として予定していた職員が、賃金改善実施期間に退職した場合等は、指定権者に合理的な理由を説明することで、算定要件を満たしたものとして扱うことができるとされ…
-
複数のサービスを一体的に運営する場合、キャリアパス要件Ⅳの職員はサービスごとに必要ですか?
同一の就業規則等が適用されるなど、労務管理が一体と考えられる場合は同一事業所とみなし、年額440万円(障害福祉は460万円)以上となる人を合計で1人以上設定すれば足ります。介護…
-
介護予防・短期入所・併設の通所リハビリは、別々に年収440万円以上の職員を設定しますか?
介護給付と介護予防給付のサービスは、労務管理が一体と考えられる場合は同一事業所とみなし、合計で1人以上設定すれば足ります。特別養護老人ホーム等と併設されているか空床利用型の短期…
-
共生型サービスの事業所では、年収440万円(障害福祉は460万円)以上の職員をどう設定しますか?
介護保険の共生型の指定を受けている事業所は、介護保険の共生型サービスとして、年額440万円の改善の対象となる人を1人以上設定します。障害福祉サービス等の共生型の指定を受けている…
-
年収440万円の要件を満たせないときの「合理的な説明」とは、どのようなものですか?
国のQ&Aは、合理的な説明の例として3つの理由を挙げています。小規模事業所等で職員間の賃金バランスに配慮が必要なこと、職員全体や地域の賃金水準が低く、直ちに年額440万円まで引…
七3問
キャリアパス要件Ⅴ(配置の要件)
サービス提供体制強化加算など(障害福祉は福祉専門職員配置等加算など)の届出を求める要件と、その加算の要件を満たせない状態が続いたときの変更届出。
-
キャリアパス要件Ⅴ(配置の要件)とは、どのような要件ですか?
キャリアパス要件Ⅴは、加算Ⅰ(令和8年6月以降はⅠイ・Ⅰロ)で必要な要件です。介護では、サービス類型ごとに、通知の別紙1表3に掲げるサービス提供体制強化加算や特定事業所加算など…
-
喀痰吸引の要件などを満たせない状態は、3か月続かなければ変更届出は要らないのですか?
そのとおりとされています。喀痰吸引を必要とする利用者の割合についての要件等を満たせず、入居継続支援加算等(障害福祉は特定事業所加算)を算定できない場合も、直ちに区分を変更する必…
-
変更届出が3か月猶予される要件には、喀痰吸引の割合のほかに何がありますか?
入居継続支援加算と日常生活継続支援加算の、喀痰吸引を必要とする利用者の割合に関する要件に加え、日常生活継続支援加算の、新規入所者の要介護度や認知症日常生活自立度に係る要件が含ま…
八8問
職場環境等要件
6つの区分の取組とその数え方、ホームページ等での公表(見える化)、参考になる資料。
-
職場環境等要件は、通知の別紙1の表(介護は表4、障害福祉は表3)に掲げる職場環境改善の取組を実施する要件で、令和8年6月より前から加算の対象だったサービスでは、どの区分でも必要…
-
職場環境等の取組の「見える化」(公表)は、何をすればよいですか?
加算Ⅰ・Ⅱ(令和8年6月以降はⅠイ・Ⅰロ・Ⅱイ・Ⅱロ)を算定する場合は、職場環境等の改善の取組を公表します。介護では、介護サービスの情報公表制度で加算の算定状況を報告し、実施し…
-
前年度から継続して処遇改善加算を算定する場合、職場環境等要件を満たすための取組は、従前の取組を継続していればよいとされています。その年度に、新しい取組を行う必要まではありません…
-
職場環境等要件の各項目に書かれた取組は、全部実施しなければなりませんか?
全部実施する必要はありません。それぞれの項目を満たすには、項目内に列挙されている取組のうち、1つ以上を満たせばよいとされています。例えば「事業者の共同による採用・人事ローテーシ…
-
介護プロフェッショナルキャリア段位制度のことです。介護職員が持っている介護の実践スキルについて、所属する事業所・施設で「できる」「できていない」の評価を行い、その結果をもとに全…
-
「有給休暇が取得しやすい環境の整備」には、どのような取組がありますか?
国のQ&Aは、例として2つの取組を想定しています。具体的な取得目標を定めたうえで取得状況を定期的に確認し、身近な上司等から積極的に声をかけることと、情報共有や複数担当制等により…
-
介護のQ&Aは、厚生労働省の「介護分野における生産性向上ポータルサイト」を参照するよう示しています。障害福祉のQ&Aは、「障害福祉サービス事業所のICTを活用した業務改善ガイド…
-
介護のQ&Aは、例えば「介護職員等処遇改善加算 職場環境等要件 取組の事例集」などがあるとして、必要に応じて参照するよう示しています。この事例集は、厚生労働省のホームページに掲…
九7問
令和8年度特例要件と「誓約」
上乗せ区分(Ⅰロ・Ⅱロ)で必要な要件の中身と、要件を令和9年3月末までに満たすと誓約する仕組み。
-
令和8年度特例要件は、生産性向上や協働化に取り組む事業者向けの上乗せ区分(加算Ⅰロ・Ⅱロ)で必要な要件です。介護は、ケアプランデータ連携システムの利用、生産性向上推進体制加算の…
-
要件を「誓約」で満たしたことにできるのは、どのような場合ですか?
令和8年度は、要件をまだ満たしていなくても、処遇改善計画書で令和9年3月末までに満たすと誓約すれば、申請時点から満たしたものとして扱われる場合があります。6月より前から加算の対…
-
障害福祉の特例要件にある「加算Ⅱロの2分の1以上を基本給等に」とは何ですか?
障害福祉の令和8年度特例要件の(ウ)で、加算Ⅱロの加算額の2分の1以上を、基本給または決まって毎月支払われる手当(基本給等)の改善に充てる要件です。加算Ⅱロの加算率がないサービ…
-
ケアプランデータ連携システムと「同等のシステム」とは、どのシステムですか?
「居宅介護支援費に係るシステム評価検討会」で、ケアプランデータ連携システムと同等の機能とセキュリティを有するシステムとして認められたシステムです。令和8年3月13日現在では、カ…
-
ケアプランデータ連携システムは、加入するだけで特例要件を満たしますか?
加入するだけでは足りません。令和8年度特例要件を満たすには、ケアプランデータ連携システムへの加入だけでなく、利用することが必要です。実績報告書では、利用実績を記載します。
-
令和8年4月・5月の加算にも、令和8年度特例要件が必要ですか?
基本的には必要ありません。令和8年度特例要件は、6月以降の算定に係る要件です。ただし、4月・5月分の算定で、キャリアパス要件Ⅰ〜Ⅳ(障害福祉はⅠ〜Ⅲ)や職場環境等要件の要件整備…
-
特例要件の取組の対応状況について、一律に資料の提出は求めないとされています。ただし、各事業所は、国のQ&Aが示す例のような根拠資料を用意し、指定等権者の求めがあった場合には、速…
十10問
計画書・実績報告・届出
処遇改善計画書と体制届出の期限、実績報告、変更の届出、特別事情届出書、書類の保管。
-
原則は、その年度に初めて加算を算定する月の前々月の末日までです。令和8年度は、4月・5月分の計画書を6月以降の分の計画とあわせて、令和8年4月15日までに提出します。4月・5月…
-
原則として、介護の居宅系サービスと障害福祉は算定を開始する月の前月15日まで、介護の施設系サービスは算定を開始する月の1日までです。令和8年4月から新規に算定する場合や区分を変…
-
各事業年度の最終の加算の支払があった月の、翌々月の末日までです。令和8年度分は、令和9年3月分の加算の支払が令和9年5月なので、通常の場合、令和9年7月31日が期日です。実績報…
-
できます。複数の事業所を有する事業者は、処遇改善計画書と実績報告書を、事業者(法人)単位で一括して作成して構いません。その場合も、各事業所の指定等権者である都道府県知事等に、そ…
-
処遇改善計画書の変更の届出が必要なのは、どのようなときですか?
計画書の内容に、通知が定める①〜⑤のいずれかの変更があった場合は、変更届出書を届け出ます。合併等による作成単位の変更、一括申請する事業所の増減、キャリアパス要件Ⅰ〜Ⅲや要件Ⅴの…
-
特別事情届出書は、どのようなときに、何を書いて出すのですか?
事業の継続を図るために、職員の賃金水準(加算による賃金改善分を除く)を引き下げたうえで賃金改善を行う場合に、別紙様式5の特別事情届出書を届け出ます。法人の収支が悪化している状況…
-
処遇改善加算について、どの書類を保管しておく必要がありますか?
計画書の記載内容の根拠となる資料と、就業規則等、労働保険に加入していることが確認できる書類を適切に保管し、都道府県知事等から求めがあった場合は速やかに提示します。計画書の提出に…
-
算定要件を満たさない場合や、虚偽又は不正の手段により加算を受けた場合です。都道府県知事等が、支給済みの加算の一部か全部を不正受給として返還させることや、加算を取り消すことが定め…
-
通知は、加算を算定する事業者が努める点として、賃金改善を行う方法等を、処遇改善計画書を用いるなどにより職員に周知し、就業規則等の内容も職員に周知することを挙げています。職員から…
-
自治体は、処遇改善加算の様式を変えたり書類の添付を求めたりできるのですか?
通知は、別紙様式に原則として都道府県等で変更を加えないこととしています。計画書と実績報告書の内容を証明する資料は、事業者が適切に保管し、求めがあれば速やかに提出することを要件と…
原一次情報
このページの情報源(原文)
各Q&Aの原文は、次の通知と事務連絡から、文字を変えずに引用しています。
-
介護
介護職員等処遇改善加算に関する基本的考え方並びに事務処理手順及び様式例の提示について(令和8年度分)
-
介護
介護職員等処遇改善加算に関するQ&A(第1版)
-
障害福祉
「福祉・介護職員等処遇改善加算等に関する基本的考え方並びに事務処理手順及び様式例の提示について」(令和8年度分)
-
障害福祉
福祉・介護職員等処遇改善加算に関するQ&A(第1版)
障害福祉の令和8年度分の通知とQ&Aは、2026年9月26日の時点で厚生労働省のホームページに見当たらないため、大阪府のホームページに掲載された写しから引用しています。